整形することは過去を捨てるということ

私が整形した理由は
・整形したら幸せになれると思ってたから
・好きな人の隣を自信を持って歩きたい、少しでも多くの人に愛されたいという承認欲求からだった。

整形した今、昔よりははるかに自分の顔は
マシになったと思う。

ただ、顔に課金した金額が上がると
どうしても自分への期待も高くなってしまう。

「これだけしたんだから……」
という思いの欲求がさらに強くなる。
「幸せになること」ばっかりを求めて
「今ある幸せ」は当たり前の幸せに何も気づいてなかった。

整形はみんなが肯定してくれるわけじゃない。
私はどんな時も私の味方になってくれて、無償の愛をくれてたはずの姉に
「妹が整形をしてるなんて知られたくないから、もうSNSにも写真を上げないで欲しいし、親戚にも会わないで欲しいし、実家にも帰ってこないで欲しい」
と言われ、縁を切られた。
大好きな人に
「顔が不自然だ」と言われ、どうすればいいか聞いたら
「300万くらい持って言ってこれで直してくださいって高須にでも行きなよ」
と言われ、絶望的な気持ちになった。

その時に初めて、整形によって味方が敵になることがあることを知った。悲しかった。
本当に悲しかった。

整形したら必ず綺麗になれるわけじゃない。
整形なんて本当にギャンブルなんだ。
それでも、そんなリスクを抱えてでも、私は綺麗になりたかった。そのくらい戻りたくない過去がある。

愛されないことが痛かった。
受け入れてもらえないことが悲しかった。
得るものがあれば、失うものがあるということを考えて整形して欲しいと思う。